Researchs 研究】

超高齢化社会をむかえ、心と身体の機能を維持、回復、向上させる技術の開発は急務です。生涯にわたって健康で幸福な生活を維持するためには、心身を包括的に制御する脳・神経系を健全に保つ必要があります。脳・神経活動を計測する技術の向上や認知神経科学・計算神経科学といったシステム神経科学による知見の蓄積により、脳・神経の機能的理解がすすんできました。その結果、脳・神経系には、変化する外界に柔軟に対応し、新たなことを学習したり、失われた機能を取り戻そうとしたりする力があること、またそのメカニズムが少しずつ明らかになってきました。そして、その知見を機能の維持や改善に役立てる応用研究が現実味を帯びてきました。本ゼミでは、システム神経科学のこれまでの知見と方法論をベースに、行動実験や脳計測、計算機実験などで意識にのぼらない心や身体の仕組みにアプローチしたり、脳や身体に介入する手法で行動や心的状態を修飾する研究を進めていきます。研究室全体として、基礎研究と応用研究の橋渡しとなりうることを希望しています。

Reserch Theme【研究トピック】

運動の抑制と学習

  • 内部モデルの学習と切り替え

  • 脱力の神経科学

  • スポーツパフォーマンスの向上

 

ニューロリハビリテーション

  • 麻痺手の使用の促進

  • リハビリテーションへのモチベーション

 

心身のインタラクション

  • 個体間の脳と体の協調

 

発達障害・精神疾患

  • 社会性の潜在的認識

  • 注意制御のニューロフィードバック

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Autism Research Projects at Waseda University
自閉スペクトラム研究プロジェクト

早稲田大学人間科学学術院大須研究室と高等研究所岡本研究室は2020年自閉スペクトラム症の研究プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)や動作解析システムを用いて自閉スペクトラム症の方の感覚運動特性を調べています。

 
Equipment 【実験装置
  • 脳波計(Biosemi Active2 / Cognionics Quick30 / OpenBCI)

  • アイトラッカー(Pupil labs)

  • VRゴーグル(Oculus / VIVE with pupil labs)

  • 筋電図・加速度センサ(Delsys Trigno)

  • 心拍・呼吸・ガルヴァニック皮膚反応(Cognionics GEN2)

  • 近赤外分光計測装置(NeU HOT2000 / NIRx NIRSport2 / HITACHI ETG-4000P)

  • 磁気式位置計測装置(POLHEMUS FASTRAK)

  • 経頭蓋電気刺激装置(NeuroConn DC stimulator)

  • 単発経頭蓋磁気刺激装置(Magstim 200)

  • 電気刺激装置(日本光電 SEN)

  • GPUコンピュータ(G-tune)

早稲田大学人間科学学術院 大須理英子研究室
©2020 Osu Lab, Waseda Univ.

Biosemi Active2

(脳波計)